令和3年9月1日(水)
三連休の最終日。
最近、漁礁で釣りをしていると、泳がせで釣りをしている人を多く見かける。
なんだかんだで気になるので自分もやってみたいと思い、前日に浜名湖へ小アジを釣りに行くが釣れない。
釣れたのは猫も跨いで通るというネコマタギ(ヒイラギ)、そしてサバ。
エサが獲れないのでは仕方ない。
泳がせは諦めた。
当日、アジを釣ろうと思い、久々にアジポイントに入る。
イサキは脂が薄目になっているので、アジの方が食べて旨い。
お客さんに勧めるなら、アジの方が良いだろうと思っての事だ。
過去に釣れた場所を魚探で探るが、反応が極めて薄い。
小さな漁礁なのでここは諦め、いつものイサキポイントでアジの群れを探す。
探し始めてすぐ、そこそこ良い群れを見つけ、すぐにスポットロックをかけ船を停める。
さすがにすぐにはアタリがある事は無かったが、しばらくしてアタリが出始める。
一番最初に上がってきたのは、なんとイラ。
アジよりも引きが強いなと思ったがそういう事か。
こうした市場に売っていない魚が釣れるのも、釣りの魅力である。
その後、アジがパラパラと釣れる。
それも忙しく無い程度に。
それにしても、アジは針を飲みこんでしまう確率が高い。
(ちなみに、イサキが針を飲みこむ事はほぼ無い。)
深く呑み込んでしまった場合、上手に針を外して生け簀に入れても死んでしまう。
そうなるともう商品にはならないので、死ぬ前に締めてクーラーボックスに入れる。
飲みこんでいないアジでも、泳ぎ方がおかしいヤツは長く生きないのが多い。
そういうのは早めに気付いて、死ぬ前に締めてクーラーボックスに入れる様にしている。
こうした魚の管理も意外と忙しいのである。
そうこうしているとき、生け簀に昨日釣ったネコマタギがいるのを思い出す。
遊びで3本目の竿を出し、ネコマタギを泳がせる。
ヒラメやハタが食らいついてくれればと願う。
しかし、願いは空しく、何も食いついて来ない。
途中、何度か引き上げてみるが、ずーっと元気なまま針に付いている。
さすがネコマタギ。
猫もまたいで通るとはこういう事か・・・。
そして、さすがに一人で3本も竿を出すと仕掛けが絡む。
2回絡んだ段階で、泳がせの竿を出すのを諦めた。
なんだかんだで40匹近くを釣り、コマセも無くなる。
時間は11時。
予報通り風も無い。
タチウオを釣りに行こうと決意する。
タチウオポイントにはすでにたくさんの船がいる様で、遠くからでも船団ができているのがわかる。
水の色は一昨日よりも綺麗になっていたが、まだ濁りはある。
これはきょうも浅い棚で食ってくるかもしれないなと考える。
きょうも前回と同様に、水深の浅い場所で始める。
適当に船団の中に入り仕掛けを投入。
念のため、底から探るがアタリ無し。
そしてやはり浅い棚である60~45位でアタリがある事がわかる。
アタリはよくあるが、合わせが難しい。
もー、何度合わせそこねたか。
全部合わせられていれば3倍は釣れたはず。
途中、アタリが無い時間ができ、場所を変えたり棚を変えてみたり試行錯誤を繰り返す。
13時過ぎから風も出て、常に後進に入れた状態での釣りとなり、バシャバシャと潮をかぶる。
なんだかんだで16本を釣り上げ、納竿。
濁りがある中での釣りにしては、80点位の釣果だと思う。
ところで、きょうの釣果の数字が写真と違うのは気が付いただろうか?
実は、いつも情報交換をする僚船が同じ釣り場で一緒に釣っていたのだが、釣果がかなり少ないとの話。
しかも、釣れる予定で知り合いにあげる約束もしてあるとの事。
そういう約束をすると、急に釣れなくなるって聞いたことがあるな・・・・(笑)(笑)(笑)
生け簀のアジ7匹とタチウオの太いところを6本、船を横付けして渡してきた。
長年釣りをしていると、自分だけ釣れない事があるのは知っている。
そしてその時の気持ちもわかる。
仲間とは、持ちつ持たれつの関係である。