令和4年4月5日(火)
あれだけ釣れていたタチウオが、最近は全く釣れなくなったという。
やはり暖かくなり、雪解けの水が川から海へ入ると、どこかに移動してしまうのか。
店のアジのストックが無くなったので、アジを釣って来ないといけない。
それじゃ、きょうは漁礁だけで一日やるか、と出かける。
東のアジポイントを探るが、どこを探っても良い反応無し。
それでも少しの反応を見つけ、船を停めて竿を出すが、食ってこない。
1時間ほどでシビレを切らし、いつものイサキポイントでアジを探す。
いつもよりもやや西寄りで良い反応を見つけ、竿を出す。
クックッと当たり、アジでは無いなと思いながら巻き上げ、上がってきたのはキジハタ。
大きさは25㎝ちょいというところか。
やや小さいのが気にはなるが、まあまあ嬉しい外道だ。
それから何度か当たり、上がってくるのは、キジハタ・マハタ・カサゴ・・・と全部根魚。
そうか、ここは根魚の住み家だったのか~、面白いポイントを見つけた。
これからもたまにここでやってみよう。
しばらくやるが、本命のアジが来ないので移動。
いつものポイントを一通り回り、竿を出すが釣れない。
反応があっても食ってこない。
南の少し深場の漁礁を見たが、反応悪すぎで素通り。
ひとつ東の漁礁もなかなか良い反応で、竿を出すがこれもまたダメ。
この時点で12時位。ここを諦め、浜名湖寄りの新しい漁礁へ移動。
ここはアジも釣れるが、真鯛も釣れる面白いポイントだ。
反応がある場所は限られていたが、なかなかの反応だ。
しかし、釣れない。たまに上がってくるのは手のひら位のレンコ鯛。
少しずつ移動して広範囲を探るが、釣果はイマイチ。
仕方なくここを諦める。
10メートル浅場の漁礁を探るが、ここも反応悪くて素通り。
このときすでに15時半を回っている。
次で釣れなきゃ、きょうはダメだ。
完全に追い詰められた気分だ。
最後の砦、浜名湖沖の秘密の場所へ移動。
ここは、いろいろな漁礁を一回りし、それでも釣れなかったときに立ち寄ると必ず釣らせてくれるという最強の場所である。
しばらく魚探で探ると、間違いないアジの反応が出ている。
すぐに船を停め、竿を出すが、釣れてくるのはチダイ・レンコ鯛・チャリコ・・・・・
それも全部の針に掛かってくる。
まあ、この時期の小鯛は「春子鯛」と言って江戸前寿司の技法で酢締めにすると素晴らしい寿司ネタになるので釣れても良いのだが・・・。
でも、やはりアジが欲しい。
おかしいな。魚探の反応を見ると間違いなくアジの反応なんだが・・・。
そういえば、ある遊漁船の船長が「アジはサビキが合っている人はたくさん釣れた」と言っていた事を思い出す。
そうそう、そのサビキなら多分おれも持っている。きっとアレだよな。
道具箱を探すと、1セットだけそのサビキがあり、仕掛けを変える。
刺し餌も小さめにする。
さらに仕掛けを今までのタナよりも倍位上に移動させる。
すると・・・キタ~~ア!!
とうとうアジが釣れた。
上がってくるアジもデカイ。
腹がパンパン。真子か白子がたくさん入っている。
サイズはどれも40㎝超え。
右舷の竿にはそのサビキ。
左舷の竿はいつものサビキ。
右舷の竿だけ入れ食い状態となる。
仕掛けでこんなにも釣果が違うとは・・・。
そのサビキとは、針にケイムラのヒラヒラが付いた仕掛け。
いつもは空針にオキアミを2~3匹刺しているけれど、今回はケイムラヒラヒラ針に小さいオキアミを1匹だけ刺してみた。
釣れないとき、色々な事にチャレンジして、それが当たったときの喜びは大きいものであった。
まだやればいくらでも釣れそうだが、マリーナに戻る前に暗くなると危険なので、仕方なく帰る事にした。