令和4年9月27日(火)
5月末に陸揚げしてある船から落ちて第二腰椎を圧迫骨折。
ずっと釣りに行けなかった。
じつに4か月振りの釣行である。
この日をどれだけ待ち望んだことか・・・。
それにしても先週の台風15号の威力はすさまじく、土砂崩れで流された木が遠州灘にたくさん漂流していると聞く。
一昨日に出船した仲間によると、流木は根っこを下にして海面に立っており、まるで海に木が生えているようだったらしい。
遠くからみると、スパンカーを立てた船が居る様に見えるが、近づくと流木だったとか・・・。
それが何本も何本もずっと沖の方まで続いていたと・・・。
あまり河口に近づかない方が良いのかも・・・と思い、きょうは近場の漁礁でアジ釣りをしようと船を出す。
予報では風が強くなりそうなので、ささっと釣って切り上げたい。
仲間から仕入れた情報をもとに、漁礁を魚探で探っていく。
すぐにアジらしい群れを見つけてスポットロックをかける。
海流は東から西へ、かなりの速さで流れて行く。
久々の釣りで第一投目はワクワクする。
2本目の仕掛けを投入したころには先に出した竿にアタリが出ている。
引き上げるとアジが2連で掛かっている。
そうしているうちに2本目の竿にもアタリが。
なんだかんだでいきなり入れ食い状態。
この日は2本針の仕掛けを使っていたが、7割位は2匹掛かっている。
型は35㎝程の大きなものに、ときおり小さいのが混じる。(小さいと言っても20㎝位)
そしてアオアジ(マルアジとも言う)が混じる。
このアオアジが混じるようになると、秋の訪れを感じる。
この時期は、真アジよりもこのアオアジの方が脂のノリが良い。
嬉しい外道でもある。
好調に数を伸ばしたが、8時半をまわった頃から釣れなくなる。
良く見るとハンマーヘッドシャークがウロウロと泳いでやがる。
こいつのせいかな・・・?と思い、少しだけ場所を移動。
そしてまたアタリが出だす。
今度は入れ食いでは無いが、退屈しない程度に釣れてくる。
ときおりイサキが混じる。
そこそこ良い型のイサキで、30㎝程が多い。
過去の経験では、この場所ではイサキは釣れない事は無かったが、数も少なくて型も小さいことが多かった。
正直なところ、イサキは期待していなかった分嬉しい。
その後も順調に釣り上げたが、たまに針がハリスから千切られる。
何だろうかと思っていたが、1匹だけ釣れたサバフグ。
正体はコイツか。
悪い奴だから食べてしまおうと思い、水槽へキープする。
持って行ったコマセが無くなり、時間は12時半。
風も強くなり、アイパイロットのリモコンをみると常に7~10位で回っている。
こうなるとバッテリーの消耗が早いだけでなく、エラーを起こしてスイッチが切れる可能性が大きい。
本来ならこれからタチウオを釣りに行きたいところだが、流木が心配なのできようは止めておく。
船を浜名湖へ向けて帰路を進める。
たくさん釣ったが、半日だけの釣りというのはあまりやったことが無く、不完全燃焼な気持ちもありモヤモヤとするが仕方ない。
釣果数は、アジ43匹、サバ1匹、イサキ8匹、悪者サバフグ1匹。
帰って魚を締めて船を洗い、サウナへ行って汗を流し、夜は速い時間から軽く一杯飲んで、21時には寝てしまった。
釣りの時間は少なかったが、好きな事を全部出来て充実した一日であった。