フグで身よりも旨いのは・・・
台風が来たりなんだかんだでず~っと天気が悪い。
晴れていても、海は風がビュービューとか。
釣りに行けない。
フグの調理依頼も少なめ。
釣りのブログやってても、UPするネタに困る。
とりあえず、きょうはフグの調理の話をするか。
フグの調理は手間と時間がかかり、技術も必要。
除毒までは、覚えてしまえばそう難しい事は無い。
問題は刺身にする事と、皮を食べられる様に処理する事である。
きょうは、皮についての話をしたい。
フグは種類により、皮を食べられるフグと食べられないフグがいる。
いつもみんなが釣って持ってきてくれるトラフグは、皮が食べられるフグである。
皮が食べられるという事は、ヒレも食べられると考えて良い。
つまり、ヒレは皮の延長なのである。
ちなみに皮が食べられないフグは、ヒガンフグ・クサフグ・ショウサイフグ・コモンフグなんかが良く釣れるフグである。
トラフグの皮は3枚ある。
外側から、トゲトゲのサメ皮。
サメ皮に付いている柔らかい皮、とおとおみ。
身に付いている薄皮、みかわ。
↓サメ皮は、とにかくトゲトゲだらけ。
こんなトゲトゲの皮なんて食べられるのか?って思うかもしれないけれど、丁寧に処理すれば超美味しい。
でもその処理がす~んごい大変!
出刃包丁でこのトゲトゲを削り取らなければならない。
それも、皮を破かない様に上手に。
ここに、ものすごく熟練した技術が必要なのである。
トゲを削り取った皮は、湯引きする。
トゲがあった部分は透明になる。
細かく刻んで完成。
↓身に付いていた薄皮(みかわ)
軽く塩をあて、炙り、たたきにする。
↓湯引きでも良いのだが、サメ皮とみかわが湯引きなので、味に変化をつける為にこうする。
フグを持ち込んでくれた際には、↓の様にしてお渡し。
ポン酢とネギと紅葉おろしで食べたら、刺身よりも皮の方が旨かったなんて聞く事もある。
その位、フグの皮は旨いのである。
まさに珍味である。
遠州灘で釣りをしていると、トラフグが釣れる事がたまにあります。
そんなときは、私が経営する「すし会席鮮太」に持ち込んでください。
刺身に調理いたしますよ。
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すし会席鮮太
静岡県湖西市新所原2-6-27
TEL053-577-1797
火曜定休(他、平日に不定休有)
公式HP
https://www.sushikaiseki-senta.jp/
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