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2021年09月11日

フグ、活締めの方法を教えます

フグ、活締めの方法を教えます

令和3年9月10日(金)

本日2件目の依頼。

今度はやや大き目、約1.8Kgのトラフグ。
(バットの重さは約300g)

今回も活きた状態での持ち込みのため、非常に身が良かったです。

約8日間熟成させる予定です。
フグ、活締めの方法を教えます





ところで、フグの締め方をご存じでしょうか?

普通の魚なら、頭と胴体の間(カマの上位)に包丁を入れ、中骨を断ち切ると締まります。

では、フグは??

フグも同じです。

ただ、フグは普通の魚と形が違うので、頭と胴体の間(カマの上位)がわかりにくいのです。

下の画像をみてもらうとわかります。

胸鰭と胸鰭を結んだラインよりも、やや頭寄りの部分です。

ここに包丁を入れ、中骨を断ち切るのです。

断ち切ったら、しばらく水に浸けておけば放血していきます。

ちなみに、よく勘違いされますが、トラフグの血液には毒は含まれていません。無毒です。

フグ、活締めの方法を教えます

↓断面をみると、中骨がしっかりと断ち切れていますね。
フグ、活締めの方法を教えます

注意点として

けっこう力が要る上に体がグネグネと柔らかいので、揺れる船の上ではやらない方が良いです。
港やマリーナに着いて、船が揺れない状態になってからやらないとケガの元です。
(フグは生命力が強いので、生け簀の中でひっくり返っていても簡単には死にません。)

また、トゲが鋭いのと、噛みつかれるのを防ぐため、厚手のタオルを使ってフグを抑えるか、軍手をしてから作業をしてください。
噛みつかれると指が無くなります・・・本当に(笑)。また、タオルで目をかくすと暴れにくくなります。

そして、良く切れる出刃包丁を使ってください。



鮮太へフグを持ち込む際には・・・
よく、鮮太へフグを持ち込む際に、どういう状態で持っていったら良いですか?という質問を受けます。

上記の方法で活締めにするか、生きたまま持ち込んでもらうのが一番良い状態と言えます。

生きたまま持ち込むには、クーラーボックスやバケツ等にフグを入れ、エラが浸かる位の量の海水を入れてください。

エアーポンプがあると良いですが、フグは生命力が強いので、無くてもそう簡単には死にません。

いろいろと書きましたが、

難しい場合には、電話をください。
最適な方法を提案致します。


すし会席鮮太
静岡県湖西市新所原2-6-27
TEL053-577-1797
火曜定休(他、平日に不定休有)
公式HP https://www.sushikaiseki-senta.jp/




遠州灘で釣りをしていると、トラフグが釣れる事がたまにあります。
そんなときは、私が経営する「すし会席鮮太」に持ち込んでください。
刺身に調理いたしますよ。
詳しくはこちらを↓
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Posted by すし会席鮮太 大将 at 13:06│Comments(0)フグ活締めの方法
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