2023年03月29日
遠州灘、ブリが熱いぜ!!!
令和5年3月28日(火)小潮
早朝は風が強い予報なので遅めの出船。
前日に仕事がわりと忙しく、寝るのも遅かったので丁度良い。
朝7時半頃に出船。
東の漁礁にアジ狙い。釣果次第ではタチウオもと考え、エサを両方準備していく。
先週からシラス漁が解禁になったので、今切口を出るとシラス漁船が操業している。
東西の浅場で網を引いている様なので、一気に30mラインまで南下し、そこから南東へと船を進める。
魚礁へ到着すると、同じマリーナのH氏がすでに釣り始めている。朝早いなあ。
H氏の近くへ行くと、なかなか素晴らしい反応が出ている。
さすがH氏、良い場所をみつけている様だ。
すぐ隣でやっても良かったが、とりあえず魚礁周りを一周探ってからにする。
H氏よりもやや北東に良い反応があったので、そこへ船を停める。
仕掛けを投入するが、相変わらず毎度お馴染みのチャリコとヘダイの子がポツポツと釣れてくるだけ。
これでは良くないので、少しずつ移動しながら幅広くポイントを探ってみる。
数回移動を繰り返したが、H氏の周りで一番反応が濃いため、すぐ隣へ船を停めた。
しばらくやってみるが、アタリが無い。
H氏をみると、ポツポツとアジを釣っているようだ。
きょうはダメなのかな??釣れている船の隣なら釣れるとは限らないし・・・などと悩んでしまう・・・・。
見かねたH氏が、「きょうは棚がかなり上だよ、〇〇mだよ」と言って、アタリの出ている棚を教えてくれた。
早速その棚に合わせてみる。いつもやる棚よりも3倍近くも上である。
すると、見事にアジがポツポツと釣れだす。
そのうち、H氏が何かと格闘している模様。
どうやら、釣り上げたのはワラサみたいだ。
H氏が言うには、先週アジの仕掛けでは上がってこない大物がいて、何度もハリスを切られたらしい。その正体はコイツだろうと言う事である。
そのうち、私の竿でアジが掛かるが、巻き上げ途中でガツンと引き込まれ、そのまま上げられずにハリス切れになる事が3回連続で起きた。
さすがにこんな事を3回も連続でやられると腹が立つ!
私もこの上がってこない大物の正体を、一度暴いてやらないとイカンと常々思っていた!
そして、大物の正体を暴くタイミングは今しか無いなと思った。
そこで、右舷の竿だけを頑丈なアカムツ用の竿とリールに変更。仕掛けは、ブリ飲ませ釣り仕掛け、ハリス10号の物に変更。
一度も使った事が無いが、いつかやってやろうと思い、タックルBOXに忍ばせておいたのだ。
エサは、先ほど釣ったチャリコやヘダイの子を使う事にした。
針を背掛けにし、オモリはどの位が良いか判らなかったが適当に置いてあった50号を付け、いざ海中へ!いってらっしゃ~い!
やったことが無い釣りは、釣れるか釣れないか半信半疑である。
しばらくの間、左舷の竿でアジを釣っていたが、ふと見ると右舷の竿が思いきりしなっている!
本当にきやがった!
どんどんドラグが出ていくので、電動ではなく手巻きで慎重に巻き上げる。
ときおりモノスゴイ引きをみせ、リールが巻けなくなる。さすが大物の貫禄である。
残り10mをきり、やがて黄色いシッポと白い腹が見え、ワラサだとわかる。
大きいのでタモ入に入りきらずに手こずるが、なんとか入れる事が出来き、無事釣り上げ完了。
アジ釣りのタックルでは上げられなかったが、しっかりと準備したタックルなら余裕を持って臨めるものだとわかった。
80㎝以上あるので、ぎりぎりブリと呼べるサイズであった。
丁寧に血抜き・神経締めしてクーラーBOXへ入れる。
その後も左舷の竿で掛かった魚に再び食らいつくヤツがいる。
これはまだまだブリがウヨウヨしているなと思い、再び右舷の仕掛けにチャリコを付けて投入。
着底し、先ほどの棚まで上げてくる間にグググッと竿先が引き込まれる。
少しラインを送り込み、再び強くググッと引き込まれたタイミングでガツンと合わせを入れる。
竿が根元から曲がる。しっかりと針掛かりした模様。
またもやドラグが引き出され、手で巻き上げる。
ものの30分位の間にこんなやり取りを5回やったが、上げられたのは3本。
2本は途中でバレてしまった。孫針が付いた仕掛けにした方が良かったのかも。
そしてエサのサイズに適したチャリコも無くなる。
その後、左舷の竿でアジが少し釣れたが、風が強まってきた。
白波が立ち、つかまっていないと落ちちゃう位に船が揺れる。
アタリも無くなったので、場所を移動しようかどうするか考える。
風はさらに強くなり、アイパイロットのスポットロックが解除されてしまう。
これでは、漁礁へ船を停めての釣りは無理だと判断する。
時間が早いので、タチウオへ行こうか迷ったが、行くなら西のポイント。
いまは西風が強い、距離もあるし行くにはかなり苦労する事になる。
東のタチウオポイントは、行っても良い釣果が上がらないと聞くし・・・。
時間は14時、いろいろ考えたがこれにて納竿。
たまには日が傾く前に帰る事とする。
家に帰って、まだ明るい。
風呂へ入り、明るいうちから飲むビールは旨かった。
これから漁礁でやるときは、泳がせで1本遊びの竿を出しても良いのかもしれない。
3本目の竿が出せる様に、ロッドホルダーの取り付けをマリーナに頼むかな・・・。
この時期のブリ、それもこの遠州灘で・・・。
捌いてみたら・・・案の定、脂はのっていないが、釣り上げた後の処理が良かった様で身の質は良い。
試しに少し食べてみたが、これはコレでそれなりに旨い。てか、普通に旨いよ。
なぜ脂が無いのに旨いのかって・・・・、
天然ものなので、養殖の様にいつも同じ状態ではなく自然に左右される。
確かに養殖ブリは脂がのっていて旨い。
しかし、それはブリという魚の、ほんの一面しか味わっていないと言える。
例えば、脂がのっていない天然もののブリを釣って食べ、また別の機会に天然もので脂がのったブリを釣って食べる機会があったとする。
同じブリでも自然に左右され、味がこうも変わると言う生命の流れを、私たち釣り人は脈々と感じる事が出来る。
すると、その脂がのったブリを食べたときの喜びは何倍・何十倍にも膨らむ。
時間をかけて様々な状態のブリを味わえる・・・・、これはブリを食べる上で、もっとも贅沢な味わい方ではないだろうか。
早朝は風が強い予報なので遅めの出船。
前日に仕事がわりと忙しく、寝るのも遅かったので丁度良い。
朝7時半頃に出船。
東の漁礁にアジ狙い。釣果次第ではタチウオもと考え、エサを両方準備していく。
先週からシラス漁が解禁になったので、今切口を出るとシラス漁船が操業している。
東西の浅場で網を引いている様なので、一気に30mラインまで南下し、そこから南東へと船を進める。
魚礁へ到着すると、同じマリーナのH氏がすでに釣り始めている。朝早いなあ。
H氏の近くへ行くと、なかなか素晴らしい反応が出ている。
さすがH氏、良い場所をみつけている様だ。
すぐ隣でやっても良かったが、とりあえず魚礁周りを一周探ってからにする。
H氏よりもやや北東に良い反応があったので、そこへ船を停める。
仕掛けを投入するが、相変わらず毎度お馴染みのチャリコとヘダイの子がポツポツと釣れてくるだけ。
これでは良くないので、少しずつ移動しながら幅広くポイントを探ってみる。
数回移動を繰り返したが、H氏の周りで一番反応が濃いため、すぐ隣へ船を停めた。
しばらくやってみるが、アタリが無い。
H氏をみると、ポツポツとアジを釣っているようだ。
きょうはダメなのかな??釣れている船の隣なら釣れるとは限らないし・・・などと悩んでしまう・・・・。
見かねたH氏が、「きょうは棚がかなり上だよ、〇〇mだよ」と言って、アタリの出ている棚を教えてくれた。
早速その棚に合わせてみる。いつもやる棚よりも3倍近くも上である。
すると、見事にアジがポツポツと釣れだす。
そのうち、H氏が何かと格闘している模様。
どうやら、釣り上げたのはワラサみたいだ。
H氏が言うには、先週アジの仕掛けでは上がってこない大物がいて、何度もハリスを切られたらしい。その正体はコイツだろうと言う事である。
そのうち、私の竿でアジが掛かるが、巻き上げ途中でガツンと引き込まれ、そのまま上げられずにハリス切れになる事が3回連続で起きた。
さすがにこんな事を3回も連続でやられると腹が立つ!
私もこの上がってこない大物の正体を、一度暴いてやらないとイカンと常々思っていた!
そして、大物の正体を暴くタイミングは今しか無いなと思った。
そこで、右舷の竿だけを頑丈なアカムツ用の竿とリールに変更。仕掛けは、ブリ飲ませ釣り仕掛け、ハリス10号の物に変更。
一度も使った事が無いが、いつかやってやろうと思い、タックルBOXに忍ばせておいたのだ。
エサは、先ほど釣ったチャリコやヘダイの子を使う事にした。
針を背掛けにし、オモリはどの位が良いか判らなかったが適当に置いてあった50号を付け、いざ海中へ!いってらっしゃ~い!
やったことが無い釣りは、釣れるか釣れないか半信半疑である。
しばらくの間、左舷の竿でアジを釣っていたが、ふと見ると右舷の竿が思いきりしなっている!
本当にきやがった!
どんどんドラグが出ていくので、電動ではなく手巻きで慎重に巻き上げる。
ときおりモノスゴイ引きをみせ、リールが巻けなくなる。さすが大物の貫禄である。
残り10mをきり、やがて黄色いシッポと白い腹が見え、ワラサだとわかる。
大きいのでタモ入に入りきらずに手こずるが、なんとか入れる事が出来き、無事釣り上げ完了。
アジ釣りのタックルでは上げられなかったが、しっかりと準備したタックルなら余裕を持って臨めるものだとわかった。
80㎝以上あるので、ぎりぎりブリと呼べるサイズであった。
丁寧に血抜き・神経締めしてクーラーBOXへ入れる。
その後も左舷の竿で掛かった魚に再び食らいつくヤツがいる。
これはまだまだブリがウヨウヨしているなと思い、再び右舷の仕掛けにチャリコを付けて投入。
着底し、先ほどの棚まで上げてくる間にグググッと竿先が引き込まれる。
少しラインを送り込み、再び強くググッと引き込まれたタイミングでガツンと合わせを入れる。
竿が根元から曲がる。しっかりと針掛かりした模様。
またもやドラグが引き出され、手で巻き上げる。
ものの30分位の間にこんなやり取りを5回やったが、上げられたのは3本。
2本は途中でバレてしまった。孫針が付いた仕掛けにした方が良かったのかも。
そしてエサのサイズに適したチャリコも無くなる。
その後、左舷の竿でアジが少し釣れたが、風が強まってきた。
白波が立ち、つかまっていないと落ちちゃう位に船が揺れる。
アタリも無くなったので、場所を移動しようかどうするか考える。
風はさらに強くなり、アイパイロットのスポットロックが解除されてしまう。
これでは、漁礁へ船を停めての釣りは無理だと判断する。
時間が早いので、タチウオへ行こうか迷ったが、行くなら西のポイント。
いまは西風が強い、距離もあるし行くにはかなり苦労する事になる。
東のタチウオポイントは、行っても良い釣果が上がらないと聞くし・・・。
時間は14時、いろいろ考えたがこれにて納竿。
たまには日が傾く前に帰る事とする。
家に帰って、まだ明るい。
風呂へ入り、明るいうちから飲むビールは旨かった。
これから漁礁でやるときは、泳がせで1本遊びの竿を出しても良いのかもしれない。
3本目の竿が出せる様に、ロッドホルダーの取り付けをマリーナに頼むかな・・・。
この時期のブリ、それもこの遠州灘で・・・。
捌いてみたら・・・案の定、脂はのっていないが、釣り上げた後の処理が良かった様で身の質は良い。
試しに少し食べてみたが、これはコレでそれなりに旨い。てか、普通に旨いよ。
なぜ脂が無いのに旨いのかって・・・・、
天然ものなので、養殖の様にいつも同じ状態ではなく自然に左右される。
確かに養殖ブリは脂がのっていて旨い。
しかし、それはブリという魚の、ほんの一面しか味わっていないと言える。
例えば、脂がのっていない天然もののブリを釣って食べ、また別の機会に天然もので脂がのったブリを釣って食べる機会があったとする。
同じブリでも自然に左右され、味がこうも変わると言う生命の流れを、私たち釣り人は脈々と感じる事が出来る。
すると、その脂がのったブリを食べたときの喜びは何倍・何十倍にも膨らむ。
時間をかけて様々な状態のブリを味わえる・・・・、これはブリを食べる上で、もっとも贅沢な味わい方ではないだろうか。
Posted by すし会席鮮太 大将 at 19:49│Comments(0)
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